「見て、感じて、遊ぼう! はん画遊園地」ー府中市美術館のゆかいな創作版画コレクションよりー

大胆な色使い、強烈なデフォルメや抽象化などの効果により、痛快で思わずクスッと笑ってしまう作品や、鋭い視点にハッとさせられる作品、怖いのにかわいい、まじめなのに抜けている不思議な作品など、「かわいらしさ」や「おかしみ」を感じる「創作版画」の名作がやってきます。

「創作版画」とは、描いたイメージを自分で版に彫り、自分で紙に摺った版画作品のこと。1904(明治37)年、美術文芸雑誌『明星』に掲載された、山本鼎の《漁夫》によって始まりました。今回は、府中市美術館所蔵の川上澄生・谷中安規・前川千帆・浅野竹二など、日本の創作版画を牽引した作家の木版画、約100点(約30作家)を紹介します。また上田地域にまつわる版画として、坂城町にある「森工房」で制作された世界最大級のリトグラフ「大版画」や、かつて上田の地で隆盛を極めた「蚕糸業」に関する版画作品にも焦点を当てています。

本展では、作品を年代や作家ではなく、純粋なイメージに沿って展示。直感的に楽しめる創作版画から、地域の多様な版画作品まで、遊園地を楽しむように観てもらおう!というのがねらいです。自由で楽しい版画の世界が楽しめます。


【関連イベント】

ギャラリートーク
学芸員による見どころ解説
▽日時|5月6日(月)、26日(日)13:30〜14:15
※要展覧会観覧券

おしゃべり美術館「版画から聞こえてくる音・言葉を聞いてみよう」
作品の面白さ、ゆかいさをおしゃべりしながら鑑賞
▽日時|5月18日(土)10:00〜11:00
※要展覧会観覧券

ナイトミュージアム
美術館の開館時間を延長
▽日時|5月18日(土)〜19:00(入管は18:30まで)




インフォメーション

日程2019年4月20日(土)〜6月2日(日)
会場サントミューゼ・上田市立美術館
時間9:00〜17:00(入館は16:30まで)/火曜(祝日の場合は翌日) ・5月8日(水)休館
チケット料金一般800円/高校・大学生500円/小・中学生300円 ※団体・障害者割引などあり
詳細ホームページhttps://www.santomyuze.com
お問い合わせ先上田市立美術館 Tel.0268−27−2300