服部一郎コレクション近現代絵画展 色彩を観る

ルドン《二つの林檎》

 サンリツ服部美術館の服部一郎記念室では、セイコーエプソン初代社長の服部一郎が収集した作品を順次公開していますが、この度、その中から色彩に注目した展覧会を開催します。前期4月12日〜9月29日、後期10月12日〜3月8日。

 絵画にとって、色彩は大変重要な要素です。画家たちは目に見えるものの色を画面上に再現するだけではなく、立体感や遠近感を表したり、場面をより印象深くみせるために、色の明るさや鮮やかさ、配置の工夫をしてきました。20世紀以降は現実世界の対象を画面に正確に写し取ることがそれほど重視されなくなったこともあり、絵画の中の色彩は画家の手により、一層自由に操られるようになります。

 本展では、コレクションの作品を、色の使い方に注目して展示します。画面のある場所にその色を置くことによって、作品にどのような効果が及ぼされるのか、確めてください。


デュフィ《モーツァルト》




インフォメーション

日程2019年4月12日(金)~2020年3月8日(日)
会場サンリツ服部美術館
時間9:30~16:30/月曜(祝日の場合は翌日)休館
チケット料金大人1,100円/小中学生400円(10〜3月は大人1,000円)※団体割引あり
詳細ホームページhttp://www.sunritz-hattori-museum.or.jp
お問い合わせ先サンリツ服部美術館 Tel.0266ー57ー3311