ユニマットコレクション フランス近代絵画と珠玉のラリック展ーやすらぎの美を求めてー

ピエール=オーギュスト・ルノワール《髪を結う少女》

 ユニマットコレクションは、オフィスコーヒー、介護、リゾートなどの事業を幅広く展開しているユニマットグループの創業者・高橋洋二氏が長年にわたって収集し、築き上げた西洋美術の一大コレクション。本展では、これまでまとまって公開されることがなかった珠玉のコレクションから選りすぐった約100点を紹介しています。

 フランス近代美術の流れの中で、自然や人物像を画家たちがどう捉え向き合ってきたのか。伝統を踏まえたアカデミスムの重厚な表現から、バルビゾン派や印象派、エコール・ド・パリの革新を求めた作家たちの名品までを展示して概観します。
 さらに、同コレクションの一翼を形成するルネ・ラリックのガラス作品もあわせて公開。絵画とガラス工芸の優美で光輝な世界を心ゆくまでお楽しみください。


Ⅰ バルビゾン派の画家たち ―自然への憧憬―
フランスのフォンテーヌブローの森の片隅にあるバルビゾン村やその周辺に滞在し、自然主義的な風景や風俗を情感をこめて描いた画家の一派に焦点を当てます。



ジャン=フランソワ・ミレー《洗濯物を干す女》


Ⅱ アカデミスムから印象派へ ―伝統と革新―
伝統的な価値観と革新的な美意識のせめぎ合いの中で新しい潮流が生まれます。本章では古典主義の画家から19世紀印象派を代表するルノワールまでの流れをたどります。


Ⅲ エコール・ド・パリの画家たち ―都市の詩情と憂愁―
1920年代を中心に世界各地からパリのモンマルトルやモンパルナスに集まって活動していたエコール・ド・パリの画家たちの名品を展示します。


アメデオ・モディリアーニ《ルニア・チェホフスカの肖像》


Ⅳ アール・デコのきらめき ―ルネ・ラリックのガラス工芸―
ヨーロッパやニューヨークを中心に1910年代半ばから30年代にかけて流行、発展した装飾美術、アール・デコ。この時代に活躍したルネ・ラリックの華麗なガラス作品の数々を紹介します。


ルネ・ラリック 立像《スザンヌ》




インフォメーション

日程2019年4月27日(土)~6月9日(日)
会場松本市美術館 企画展示室
時間9:00〜17:00(入館は16:30まで)/月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日) ※ただし、4月29日と5月6日の祝日は開館、5月7日(火)休館
チケット料金大人1,000円/大学高校生・70歳以上の松本市民600円/中学生以下無料 団体・障害者割引などあり
詳細ホームページhttp://matsumoto-artmuse.jp
お問い合わせ先松本市美術館 Tel.0263ー39ー7400