生誕110年　浪漫の調べ　菅野圭介展

菅野圭介は、1930年代前半に活動した画家。
混沌とした世相の中で、時代を超越するかのように、時のうつろいに揺らぐことなく、清冽な色彩に満ちた世界を画き続けた。
不純物を取り去ったその半抽象の画面は、今も、悠久ともいえる浪漫の調べを奏でている。
菅野は晩年、海を主題にした作品を繰り返し画いた。
砂浜と海と空とを描いた絵は、三色旗のようでワンパターンだと評されたものの、それこそが菅野の色彩の旋律だったののかもしれない。
自分の詩と色と音楽をキャンパスに画き続けた画家・菅野圭介の世界ーー。

【関連イベント】

菅野圭介展 オープニングトーク講演会
▽日時｜４月１４日（日）13:30 ～
▽申込・問合せ｜東御市梅野記念絵画館 Tel.0268-61-6161

菅野邦彦 魂のジャズ
世界的ジャズミュージシャン、トニー・スコットと共演を果たしたこともある圭介の甥、ピアニストの菅野邦彦のライブ。
▽日時｜５月１２日（日）開演１４：００（開場１３：３０）
▽参加費｜1,000円
▽申込・問合せ｜東御市梅野記念絵画館 Tel.0268-61-6161

【同時開催】

東御発！全国放映された展覧会

美術館にはそれぞれ個性がある。
「才ありながら埋もれた画家たちの再評価を求める」が、東御市梅野記念絵画館初代館長・梅野隆の掲げたテーマだった。
梅野記念絵画館・ふれあい館が信州にある高原に建てられてから20年に、100本を超える展覧会を企画された。
多くの展覧会がNHK『日曜美術館』に取り上げられ、全国に紹介され再評価の機会を得ることができた。
これまで番組に取り上げられた展覧会のポスターや、作品、資料を展示する。