企画展「山本俊男 ペザントアートの世界」
日本の洋風家具文化は、ヨーロッパの農民たちが使った素朴な木彫家具である「ペザントアート」を英国の雑誌『スタジオ』で見て木工家具の制作を始めた林二郎を草分けとして、西洋家具のある暮らしが日本で本格的に始まった。花開いたのは大正時代。1956年より林二郎のもとで木彫工芸を学び、81年から八ヶ岳南山麓に工房を構える山本俊男は、ペザントアートの装飾彫に、仏教彫刻家・澤田政廣から学んだ唐草やゴシック文様など奥行きのある装飾彫刻の技を生かし、それを際立たせるベンガラ彩色「泥んこ塗り」を施した、古き良き時代を感じさせる重厚で美しいペザントアートのクラシック家具を制作している。
本展では山本俊男がこれまで制作してきた木彫工芸作品約50点を展示。
【関連イベント】
◇ギャラリートーク
作品や映像を鑑賞しながら、山本俊男のこれまでの制作活動と八ヶ岳南山麓の暮らしを振り返ります。
日時|2月23日(土)13:30~15:00
お話|山本俊男・千賀子
参加費|無料(要入館料)
◇ペザントアート木工一日体験
チーズカッター(洋風まな板)をつくろう》
彫刻刀の線彫りで伝統的なペザントアートの装飾模様を一枚板に彫り、厚みのある洋風のまな板を作ります
日時|2月24日(日)11:00~15:00
《8の字スプーンをつくろう》
彫刻刀で装飾的な図案のスプーンを彫りクラシックな風合いの塗りで仕上げます
日時|3月9日(土)11:00~15:00
講師|山本俊男
受講料|2800円(いずれもお)
定員|4名(要予約)
日程 | 2018年12月15日(土)~2019年3月31日(日) |
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会場 | 八ヶ岳美術館 |
時間 | 9:00~17:00 ※12月29日~1月3日は休館 |
チケット料金 | 大人510円/小人250円 |
詳細ホームページ | http://www.lcv.ne.jp/~yatsubi1/ |
お問い合わせ先 | 八ヶ岳美術館 Tel.0266ー74ー2701 |