「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN 」
篠山紀信《ジョン・レノン オノ・ヨーコ》1980年/写真提供:松本市美術館
写真家・篠山紀信(1940-)は、1950年代後半から現在に至るまで、「時代の映し鏡」として作家、アイドル、スポーツ選手など国内外の著名人、日本伝統芸能、ヌードと自然、都市と建築など様々なテーマで多くの作品を生み出してきました。
「現在」を写し、時代の第一線を走り続けてきた篠山紀信。本展は篠山の「写真」の芸術性を再認識するとともに、「写真」というメディアが世間に与えてきた影響を問うものでもあります。
宮沢りえを撮影した『Santa Fe』は165万部発行という空前のヒットを記録し、パノラマ写真とシノヤマを合わせた「シノラマ」といった造語や、「激写」などの流行語を生んだのも篠山でした。近年では『20XX TOKYO』の出版において各方面から議論を巻き起こし、芸術とは何か、ヌードとは何かを訴えてきました。
本展は、すでに50万人を動員し、新たな写真を加えながら常に拡大を続けています。篠山が50年にわたって撮り続けた膨大な写真の中から約130点を厳選し、「GOD」(鬼籍に入られた人々)、「STAR」(すべての人々に知られる有名人)、「SPECTACLE」(私たちを異次元に連れ出す夢の世界)、「BODY」(裸の肉体- 美とエロスとの闘い)、「ACCIDENTS」(2011年3月11日-東日本大震災で被災された人々の肖像)の5つのセクションで紹介します。
被写体の何倍にも引き伸ばされた写真からは、その時代、そして被写体の持つエネルギーを感じることができるはずです。また、世界的前衛芸術家の草間彌生や2012年に惜しまれつつこの世を去った中村勘三郎ら、松本ゆかりの人々の写真も展示します。
【関連イベント】
「篠山紀信オープニングトーク」
篠山紀信氏本人が本展覧会の見どころ、写真家と被写体になった人物との隠れたエピソードなど、魅力を語ります。
日時 7月18日(土)10:00~
会場 まつもと市民芸術館小ホール
定員 200名(入場無料)
申込 7月1日(水)~7月10日(金)
「篠山紀信サイン会」※当日「篠山紀信 写真力」図録をお買い求めいただいた方が対象。
日時:7月18日(土)13:00~
会場:松本市美術館 企画展示室前
定員:先着100名
「ギャラリートーク」
担当学芸員が展示室を回りながら見どころをご紹介します。
日時:7月29日(水)、08月26日(水)、09月16日(水)各日14:00~(30分程度)
会場:松本市美術館 企画展示室
定員:30名
申込:不要 ※当日有効の展覧会チケットが必要。
日程 | 2015年7月18日(土)〜 2015年10月12日(月・祝) |
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会場 | 松本市美術館 企画展示室 |
時間 | 9:00~17:00(入場は16:30まで)※月曜休(祝日の場合は次の最初の平日) |
チケット料金 | 大人1,100円/大学・高校生700円/中学生以下無料 ※団体割引あり ※5月16日(土)~7月17日(金)まで前売券発売(大人800円、大学・高校生500円) |
プレイガイド | 松本市美術館窓口 [窓口] |
お問い合わせ先 | 松本市美術館 Tel.0263-39-7400 |