FROM EAST上映会「ヒトラーへの285枚の葉書」

ヒトラーへの285枚の葉書/Jeder stirbt für sich allein / Alone in Berlin

原作は、第二次世界大戦中に、ベルリンで実際に起きた「ハンベル事件」をもとにドイツ人作家ハンス・ファラダが書いた「ベルリンに一人死す」。 監督は「インドシナ」や「王妃マルゴ」で美男スターとして人気を得た俳優ヴァンサン・ペレーズ。2002年に初監督作品を撮り上げて以来、監督と作家としても高い評価を得ている。彼の祖父はフランコ将軍のファシスト政権と戦い処刑され、ドイツ系の母親はナチスから逃れて国外に逃亡した経験を持つ。原作を読んだ彼は、自分の祖先に興味を持ちはじめ、祖父や母についての事実を知って、映画化を切望したという。


ヒトラー政権下、ベルリンで暮らす労働者階級の夫婦は、戦争に取られたひとり息子が戦死したと知り悲嘆にくれる。夫は絶望をかみしめながらペンを握り「総督は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう」と葉書に書きつづり、公共の場にそっと置いて立ち去った。
「ヒトラー政権では暴力が正義に勝つ。加担するな」
「この自由な報道を広めよう。人殺しヒトラーを止めろ」
それから毎晩、夫は文言を変え、字体を変えて、ヒトラーへの怒りをしたため、その行動に気づいた妻も加勢して、なぞの行為は町中のうわさになる。
やがてゲシュタボの警部が犯人探しに乗り出すが、2人はもはや命など惜しくなかった・・・・・・。


製作年度:2016年 | 製作国:英・仏・独 | 上映時間:1時間43分 | 英語

【原作】
「ベルリンに一人死す」ハンス・ファラダ著(赤根洋子訳・みすず書房)
【監督・脚本】
ヴァンサン・ペレーズ
【出演】
エマ・トンプソン、ブレンダン・グリーソン、ダニエル・ブリュールほか




インフォメーション

日程2017年9月9日(土)~9月22日(金)
会場塩尻劇場 東座
時間10:00/20:40  ※9日(土)・16日(土)8:00よりグッドモーニングショウあり
チケット料金電話予約1,300円/当日券1,700円 ※20:40の回はレイトショー割引で一般1,100円、グッドモーニングショウ1,000円(一律) 
詳細ホームページhttp://www.fromeastcinema.com/
お問い合わせ先塩尻劇場 東座 Tel.0263-52-0515