ジョアン・ミロ版画展  JOAN MIRO Print Exhibition

本展では、群馬県立近代美術館、群馬県立館林美術館、高崎市美術館コレクションより、ミロの貴重な版画作品を紹介する。
 
19世紀から20世紀にかけて、スペインでは偉大な画家が続けざまに誕生した。パブロ・ピカソ(1881)、続いてジョアン・ミロ(1893)、少し遅れてサルバドール・ダリ(1904)の3人。ただし、この中で最後までスペインにこだわり続けたのはミロのみだった。
ダダやシュルレアリスムの影響を受けながら、絵画でさまざまな手法を試すとともに、作品制作は絵画だけにとどまらずリトグラフや陶器、彫刻、巨大なモニュメント、壁画などのあらゆる手段を用いて自分のイメージを表現してきた。その中でもミロは生涯にわたって版画技法の実験と探求を続け、特に興味深い創造の分野として版画を位置づけてきた。35歳のときに本格的に版画作品を手掛けて以来、発表されたその作品は2,000点を超え、まさにミロのライフワーク。それぞれの版表現の領域で、独自の造形世界を繰り広げている創作活動だった。
 
【関連イベント】

メセナの風vol.140
「ジョアン・ミロ版画展」開催記念―スペインの風コンサート―
 スペイン出身で、幼少期をカタルーニャ地方バルセロナで過ごしたミロの展覧会に合わせ、スペイン音楽を中心に演奏します。
▽日時| 8月11日(金・祝)14:00~
▽会場| 版画美術館エントランスホール
▽出演|宮澤等(チェロ)・中根康美(ギター)
▽曲目 
ファリャ:「7つのスペイン民謡」より
カザルス編:鳥の歌
タレガ:アルハンブラの思い出 ほか
▽参加費|要入館料
▽申込み|不要。

 

ジョアン・ミロ 版画展 <ワークショップⅡ>
子どもワークショップ②
「スチレン版画でミロをつくってミロ!」
 スチレンボードにいろんな線をぐにゃぐにゃ。鉛筆でできる簡単版画で大きな作品に挑戦!
▽日時|9月9日(土)14:00~16:00
▽会場|版画美術館アトリエ
▽対象|中学生以下15人
▽参加費|1,000円(別途入館料)※ 付添や高校生以上の方は別途入館料が必要。
▽申込|8月26日(土)9:00~お電話にて受付開始(先着順)

 

 
 

インフォメーション

日程2017年8月3日(木)~9月24日(日)
会場須坂版画美術館・平塚運一版画美術館 展示室1
時間9:00〜17:00(入館は16:30まで)※水曜日(8月16日は開館)
チケット料金一般300円/中学生以下無料 ※団体割引あり
詳細ホームページhttp://www.culture-suzaka.or.jp/hanga/index.html
お問い合わせ先須坂版画美術館 平塚運一版画美術館 Tel. 026-248-6633