安曇野ビンサンチ美術館「常設展」
安曇野ビンサンチ美術館 -作品が生まれた場所で観て欲しい-
『安曇野ビンサンチ美術館』は、北山敏、早苗の作品を展示している個人美術館です。開館日は金土日と祝日だけで、冬季(11月初旬~4月下旬)は休館という、のんびりしたスタイルで営業させていただいています。
散歩しながら拾った落ち葉を素材にしたフクロウのCG作品、美術館に併設しているガーデンに咲いた花と番犬の黒ラブ・セラをモチーフにした作品、いつも飲んでいるコーヒーの結晶を偏光顕微鏡でのぞいた世界を表現した作品、セラミック粘土のオブジェをもとにした平面作品など・・・ここ安曇野の自然の中で生活しながら生まれた作品だから、この場所で観て欲しいと思ったのです。
敏は、科学者でもある芸術家「レオナルド・ダ・ヴィンチになろう」と、自然科学・分光学を大学院で専攻しました。在学中も現代美術作家・高松次郎のアトリエで学んだり、シルクスクリーン版画の先駆者・岡部徳三の工房に弟子入りし、横尾忠則、草間彌生、ナムジュン・パイクらの版画の摺りをしたりしました。卒業後は、大学のエコトキシコロジー研究所で環境科学の研究をしながら、偏光顕微鏡でのぞいたミクロの世界をテーマに版画を制作したりしていました。早苗のほうは、絵も科学も好きだけれど、ヘルマン・ヘッセの『デミアン』の冒頭にある「自分の中からひとりで出て来ようとしたところのものを生きて見ようと欲したに過ぎない。なぜそれがそんなに困難だったのか」という意味が知りたくて、大学の哲学科に入ってしまいました。
そんな私たちは今・・・敏は「環境の中に作品がとけ込んでしまうような新しい芸術を創る、安曇野のダ・ヴィンチ」、早苗は「庭づくりと作品づくりが生活そのものの、安曇野のターシャ・テューダー」が目標です。また、皆さんが「ビンさんちに行こう」と気軽にやって来て、アートトークをしたり、テラスでゆったりティータイムができる美術館をめざしています。
会場 | 安曇野ビンサンチ美術館 |
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時間 | 10:00~17:00/金土日と祝日のみ開館(冬季は休み) |
チケット料金 | 大人300円/小中生100円/未就学児無料 |
詳細ホームページ | http://vinsanchi.com/ |
お問い合わせ先 | 安曇野ビンサンチ美術館 Tel.0263-83-5983 |