「風船画伯 谷中安規 展」
版画家・谷中安規(1897-1946)は、幻想と怪奇の木版画で知られ、明治末期から昭和初期にかけて数多くの個性的な版画家を輩出した創作版画運動にあって、とりわけ異彩を放つ作家の一人です。1930年代の東京を風船のように放浪していたことから「風船画伯」と呼ばれています。
幻想世界の一方で、震災後の復興がもたらしたモダン都市・東京を描いた「街の本」、小説「王様の背中」では挿絵や装幀も手掛け、谷中ならではの光と影が織りなす幻想世界が作品にはちりばめられています。
生誕120年を迎えた今年、当館コレクションより谷中作品を一堂に展覧します。現実とまぼろしを行き来するような、谷中の怪奇と妖気あふれる独創世界にぜひ迷いこんでみてはいかがでしょう。
日程 | 2017年4月12日(水)~7月30日(日) |
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会場 | 須坂版画美術館平塚運一版画美術館 展示室1・2 |
時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで)/水曜日(祝日の場合は開館) |
チケット料金 | 入場料500円/中学生以下無料 ※団体割引あり |
詳細ホームページ | http://www.culture-suzaka.or.jp/hanga/ |
お問い合わせ先 | 須坂版画美術館平塚運一版画美術館 Tel.026-248-6633 |