はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト成果展「アートで伝える 考える 福島の今、未来展 in MATSUMOTO」
好間土曜学校「いのちの物語をつくろう」展示風景
2011年3月11日の東日本大震災、その後の東京電力福島第一原子力発電所事故により、福島県内には津波・地震による被害に加え放射線汚染被害、さらに、そこに由来するコミュニティの分断、風評被害が発生し、今なお多くの局面で復旧・復興が急がれています。
この状況から一歩でも前進するため、「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」は福島県立博物館と福島県各地域の博物館、文化事業に携わる大学、NPOなどの諸団体が連携し文化活動の支援を行うことを目的に、2012年にスタートしました。
2012年度は、地域への愛着を象徴するような文化財の活用に配慮し復興につながる文化的事業の継続的な展開をめざしました。
2013年度は前年度の実績を踏まえ、事業をさらに発展させるとともに、福島県立博物館と地域との協働、他分野との連携・融合、地域へのアウトリーチを積極的に推進しました。
2014年度は、震災後4年目の福島に必要な文化的な事業を、各団体との協議の上で計画し、福島の文化の豊かさの再認識、福島の現状の共有と発信を柱に実施しました。
2015年度は、震災・原発事故からの時間の経過と共に際立つようになった県内各地域が抱える問題・課題の差異に留意しながら、それらの解決につながる文化的なアプローチとなることを目指しました。
そして今年度、第3回の「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」成果展が松本で開催されます。
会場◉awai art center
観覧時間◉12:00〜19:00
会場◉中町・蔵シック館
観覧時間◉10:00〜17:30
会場◉池上邸・蔵
観覧時間◉11:00〜17:00
会場◉信州大学付属図書館中央図書館
観覧時間◉平日8:45〜22:00/土日祝10:00〜19:00
[関連企画]
〔オープニングイベント〕
クロストーク「岡部昌生フロッタージュプロジェクト 記憶と記録」
津波による被災の傷跡を擦り取ることから始まったプロジェクトは福島の成り立ち、原発事故に至る近代の課題に触れ続けています。写真家・著述家の港千尋氏との対談により岡部昌生フロッタージュプロジェクトの全貌をご紹介します。
講師◉岡部昌生(美術家)、港千尋(写真家/著述家)
日時◉12月6日(火) 18:00〜19:00
会場◉awai art center
参加費◉無料(申込不要)
クロストーク「間(あわい)としてのふくしま」
避難、帰還、移転等の決断を強いられ様々な分断が生じた福島で、文化芸術はあらたな交流を生み出し、福島のできごとを記録し発信し続けています。はま・なか・あいづ文化連携プロジェクトに関わり、福島を訪れたアーティストをお招きし、アートの力と性格が及ぼす影響を松本の皆さんと語りあいます。
講師◉本郷毅史(写真家/はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト参加作家)、玉井夕海(歌手/女優/はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト参加作家)、茂原奈保子(awai art center代表)、分藤大翼(信州大学准教授/文化人類学)
モデレーター◉川延安直(福島県立博物館専門学芸委員)
日時◉12月23日(金・祝)15:30〜18:00
・15:30~講師の玉井夕海さんのワークショップ映像を上映
・16:00~トーク開始
会場◉池上邸・蔵 ※awai art centerから変更になりました
参加費◉無料(申込不要)
関連イベント
クロストーク「間(あわい)としてのふくしま」 に先立ち、はま・なか・あいづ文化連携プロジェクトで制作された映像作品を上映します。
日時◉12月23日(金・祝) 13:00~15:00
会場◉awai art center ※トークと映像上映会とで会場が異なっております。お間違えのないようお気を付けください。
上映作品◉黒塚発信プロジェクト、いわき学校プロジェクト、福島写真美術館プロジェクト映像作品
ギャラリートーク
展示作品についての解説をはま・なか・あいづ文化連携プロジェクトのスタッフが行います。
日時◉12月7日(水)①10:30〜12:00 ②14:30〜15:00
会場◉①中町・蔵シック館→池上邸・蔵→awai art center ②信州大学付属図書館中央図書館
参加費◉無料(申込不要)
日程 | 2016年12月7日(水)〜12月23日(金・祝) |
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会場 | awai art center、中町・蔵シック館、池上邸・蔵、信州大学付属図書館中央図書館 |
チケット料金 | 入場無料 |
詳細ホームページ | http://hamanakaaizu.jp/ |