信州しおじり本の寺子屋 山口泉講演会「ポスト・フクシマと「沖縄革命」 −新著『辺野古の弁証法』を機軸に−

長野県出身の作家、山口泉さんをお招きし、最新刊を中心にご講演いただきます。


「東京電力・福島第1 原発事故の実情が隠蔽される一方、戦争の危機が確実に深まる日本。
圧制の焦点とされながら、いま沖縄は人間としての尊厳を賭した抵抗を続けている。
この闘いの意味を世界史的構図の中で説いていく」(山口泉)


なお、講演終了後に、地元書店による作品の販売とサイン会を行います。



▽定員|80名(申込先着順)
▽申込み|塩尻市立図書館 Tel.0263-53-3365 ※水曜休館



プロフィール
作家。 1955年、長野県生まれ。東京藝術大学美術学部在学中、21歳で第13回太宰治賞優秀作を得、文筆活動に入る。以後、小説と評論を通じ、一貫して現代世界における「自由」と「平等」の問題を追求してきた。その営為は、最晩年の埴谷雄高氏から�狎鏝緤験悗隆訖泙靴燭垢戮討鮴㌔型襪押△気蕕北ね茲愎覆爿瓩班召気譴襦�
同志社大学メディア・コミュニケーション研究センター嘱託研究員。「小諸・藤村文学賞」銓衡委員。SHANTI(絵本を通して平和を考える会)アドヴァイザー。日本文藝家協会会員。日本ペンクラブ会員。
1980年代から、日韓関係についても精力的に発言。光州民衆美術運動の画家たちとの交流も深い。日本の歴史的責任を踏まえながら、反戦・反核・反原発のアジア連帯の可能性について、持続的に考究。
東京電力・福島第1原発事故に関しては、事故発生以来、発生直後から、紙誌・単行本・インターネット等を通じ、精力的な発言を展開。もはや日本1国の危機では済まなくなっているフクシマ問題について、広汎な国際世論を喚起するため、内外で活動。
2013年3月、東京から沖縄市に避難移住。以後、沖縄県民として、いよいよ強まる日本政府の圧制に抵抗する人びとの闘いに参加、連帯。最新刊『辺野古の弁証法——ポスト・フクシマと「沖縄革命」』は、それらの営為の結晶である。



著 書(以下単著のみ)
『吹雪の星の子どもたち』(1984年/径書房)
『旅する人びとの国』〈上巻〉〈下巻〉(1984年/筑摩書房)
『星屑のオペラ』(1985年/径書房)
『世の終わりのための五重奏』(1987年/河出書房新社)
『宇宙のみなもとの滝』(1989年/新潮社)
『アジア、冬物語』(1991年/オーロラ自由アトリエ)
『ホテル物語——十二のホテルと一人の旅人』(1993年/NTT出版)
『悲惨鑑賞団』(1994年/河出書房新社)
『「新しい中世」がやってきた!』(1994年/岩波書店)
『テレビと戦う』(1995年/日本エディタースクール出版部)
『オーロラ交響曲の冬』(1997年/河出書房新社)
『ホテル・アウシュヴィッツ』(1998年/河出書房新社)
『永遠の春』(2000年/河出書房新社)
『神聖家族』(2003年/河出書房新社)
『宮澤賢治伝説——ガス室のなかの「希望」へ』(2004年/河出書房新社)
『アルベルト・ジャコメッティの椅子』(2009年/芸術新聞社)
『原子野のバッハ——被曝地・東京の三三〇日』(2012年/勉誠出版)
『避難ママ——沖縄に放射能を逃れて』(2013年/オーロラ自由アトリエ)
『辺野古の弁証法——ポスト・フクシマと「沖縄革命」』(2016年/オーロラ自由アトリエ)

インフォメーション

日程2016年6月19日 (日) 
会場塩尻市市民交流センター(えんぱーく) 3階 多目的ホール
時間13:30〜15:30 (開場13:00)
チケット料金入場無料
詳細ホームページhttp://enpark.info/
お問い合わせ先塩尻市立図書館 Tel.0263-53-3365