hitoiki presents 公開トークイベント『地方とアート 地域活性とアートの可能性』

林僚児『コザ巨大壁画』2015

森 健太郎『ランドスケープのものさし』2012

森 健太郎『ランドスケープのものさし』2012


山際満博『ちいさなおとしもの』2013 アーツ前橋コミッションワーク

山際満博『ちいさなおとしもの』2013
アーツ前橋コミッションワーク


ひと・生きもの・暮らし研究所は長野県東御市を中心に、農業体験や文化交流など地域に根ざした活動を行っています。

そんな私たちの活動を紹介するために、雑誌『hitoiki』を創刊しました。

『hitoiki』では東信州からこれからの暮らしを考える記事を発信していきたいと考えています。

今回「地方とアート」というトークイベントは公開収録で行い、9月発売のVol. 4に掲載する予定です。



近年、越後妻有トリエンナーレを皮切りに、瀬戸内、愛知、横浜と、地方を舞台にアートイベントが催されました。

2017年6月には長野県大町市で「北アルプス国際芸術祭〜信濃大町 食とアートの回廊〜」の開催が予定されるなど、芸術による地域活性化に注目が集まっています。

人の心を動かし、町や村をいきいきとさせる、アートの力とはなにか。

「地方とアート」地域活性とアートの可能性 と題して、

地方と都市を行き来し活動する3人の作家の目を通して、アートの有効性、地方の現在と未来を探るトークイベントを行います。



【参加アーティスト】

林 僚児 
スタジオ解放区代表。沖縄コザを拠点に2002年よりアートプロジェクトを開始。2005年よりaafに参画し老若男女の美術庭をコンセプトに「シチグヮチ」「コザ百匠一起」「土着現代アートフェスティバル『コザクロッシング』など数々のプロジェクトを展開。2008〜2012年沖縄市タウンマネージャー。食とアートと交流の事業や多世代交流拠点「コザ銀天大学」など手掛ける。2013年より淡路島をはじめ全国各地のアートプロジェクトのディレクションや制作を行う。2014年に180mの歴史絵巻「コザ巨大壁画」が完成し観光名所として話題になる。一貫して、地域の暮らしや民俗に関わり、その地の特有の文脈を掘り起こすとともに、埋もれた基底文化や感覚、無意識の水脈をノックするアートプロジェクトを展開している。

森 健太郎
2012年東京造形大学造形学部卒業。2014年東京藝術大学美術修士前期課程修了。”間接的な協働”、”一方的なつながり”テーマに、大学在学中から作家活動を行う。Art Hub 三樹荘 (福岡)、Art Space Kaikas’(神奈川)などのアーティストランスペ ースの設立、群馬、神奈川、静岡、福岡などで展覧会、レジデンス参加、展覧会企 画などを行う。主な活動に、2012年小豆島AIR アートプロジェクトstory of IslandII 瀬戸内(小豆島)。2014年Fujinoyama Biennale 2014「どうせなら、嘘の話をしよう」(富士市)2014年Zushi Art Site(逗子市)。2016 年「みんな同じことを考えてしまう~いしの話」(福岡県 Art Hub 三樹荘)、コワーキングスペース「えべや」ロゴデザイン(東御市)など。2015年度より、地域おこし協力隊として長野県東御市に在住。

山極 満博
移動と距離、スケールを軸に、絵画から写真、インスタレーションへ展開しながら”見ること”の関係性、距離間を描く。おもな活動として2008年にオープンした十和田市現代美術館(青森)に「あっちとこっちとそっち」と題したコミッションワークによる作品が美術館内外に点在、恒久設置される。同じく2013年にオープンしたアーツ前橋(群馬)にコミッションワークによる作品が美術館内外に3点収蔵される。2015年、絵画を”見ること”を通して、視点や観点、視差について考察するGroup Show「- 0 +」gallery Coexist-Tokyo / 東京の企画制作。来年、第二弾を企画準備中。近年の展覧会として2015年「宇宙をみる眼」志賀高原ロマン美術館 / 長野、「ここに棲む – 地域社会へのまなざし」アーツ前橋 / 群馬ほか。今夏、スイスのLiestalにてGroup Showに参加予定。

村上 圭一(司会)
東京造形大学卒業。1996年、日本オランダ現代美術交流展〈根の回復〉として用意された〈12の環境〉展 展覧会スタッフ。2001年、日本オランダ現代美術交流展「3分間の沈黙のために….人-自然-テクノロジーの新たな対話」展覧会スタッフ。2001年、美術出版社勤務。季刊『みづゑ』や書籍の編集・撮影等に携わる。2006年フリーに。主な仕事に『奈良美智 全作品集 1984-2010』『光と影の奇蹟』藤城清治著(美術出版社)、『コンセプトブック』『サイエンスガイド』(日本科学未来館)、『Welcome to Residence CiR』『東京が』(トーキョーワンダーサイト)など多数。2011年、震災原発事故を機に長野県東御市に移住。2016年、信州大学地域戦略プロフェッショナルゼミ2修了。ひと・生きもの・暮らし研究所に参加、雑誌『hitoiki』を創刊。カラーボックスパブリッシングを立ち上げる。

インフォメーション

日程2016年6月26日(日)開場
会場犀の角(上田市中央2丁目11-20)
時間13:00〜15:30/11:00開場
チケット料金500円
お問い合わせ先カラーボックスパブリッシング(村上圭一) Tel. 090-7410-4012、メール mu.ra@mac.com