軽井沢絵本の森美術館2016年春夏の企画展「ピーター・パンの世界~2つの物語~」

マイケル・ヘイグ画「ピーター・パン」 ©1987 Michael Hague

1904年ロンドンで初演されてから、大人気となった演劇「ピーター・パン」の物語は、

作者のJ・M・バリにより、1911年に小説『ピーターとウェンディ』として出版されました。

その小説のストーリーは映画などで現在でも広く知られていますが、ピーター・パンにはもうひとつの物語が存在します。

それは、1902年に作者バリが出版した小説『小さな白い鳥』の一部として書かれた『ケンジントン公園のピーター・パン』です。

『ケンジントン公園のピーター・パン』には、おなじみの海賊フック船長やウェンディは登場しません。

この物語のピーター・パンは、生後1週間で家から飛び出し、ケンジントン公園の妖精の世界で暮らすことになったため、永遠に赤ちゃんの姿のままです。

このように、2つのピーター・パンたちには人物像やストーリーに大きな違いがあります。

本展では、アーサー・ラッカム画『ケンジントン公園のピーター・パン』、

マイケル・ヘイグ画『ピーター・パン』など、イラストレーターたちの描くピーター・パンの物語、

F・D・ベッドフォード画『ピーターとウェンディ』(1911年初版本)、エドワード・アーディゾーニ画『ピーター・パン』(1962年初版本)など、

ピーター・パンのたどった歴史を探求した貴重な資料なども展示。

ピーター・パンの2つの物語に注目し、イラストとして描かれたピーター・パンたちを比べながら、それぞれの物語が持つ魅力に迫ります。



★記念撮影のための衣装貸出しや敷地内でピーター・パンの影を探す企画など、展示館の外でも物語の世界を楽しめます

インフォメーション

日程【前期】2016年3月2日(水)~6月27日(月) 【後期】2016年6月29日(水)~10月10日(月)
会場軽井沢絵本の森美術館(ムーゼの森)
時間9:30~17:00(入館は16:30まで) /火曜日休館 ※ただし7~9月は無休
チケット料金入館料大人900円/中・高生500円/小学生以下無料   ※エルツおもちゃ博物館とのセット券大人1,100円/中・高生700円/小学生以下無料
詳細ホームページhttp://museen.org/2016/
お問い合わせ先軽井沢絵本の森美術館 Tel.0267-48-3340