2016年度春季企画展「艶消しされたひかりたち―和紙とガラスの世界―」

 「ひかり」を意識的にアートに導く、北信州ゆかりのアーティストをご紹介します。

安藤ひかり氏のガラス作品は「パート・ド・ヴェール」という鋳型に細かく砕いたガラスを詰めて鋳造する技法を用いており、

独特の豊かな色彩を帯びる、繊細でくぐもったニュアンスのひかりを醸し出します。

上埜暁子氏の内山和紙による作品は、清水を使い、自ら手で漉いた和紙に心の中の物語を反映させながら、すかしの凸凹に揺さぶられるひかりを表現しています。

菊地晃一氏は内山和紙をふくむさまざまな和紙の質感を植物のそれに重ね合わせ、華やかな彩色を施すことで、温かく輝くひかりを導きだします。

拠点とする木島平村の「陽」のひかりあっての、三者三「陽」の世界をお楽しみください。


「ふたりひまわりの碑」1999年 ガラス(W43×D10×H62cm)

「ふたりひまわりの碑」1999年 ガラス(W43×D10×H62cm)

インフォメーション

日程2016年4月29日(金・祝)~7月10日(日)       
会場山ノ内町立志賀高原ロマン美術館
時間9:00〜17:00(入館は16:30まで)/木曜休館
チケット料金大人500円/小中学生300円
詳細ホームページhttp://www.s-roman.sakura.ne.jp/
お問い合わせ先山ノ内町立志賀高原ロマン美術館 Tel.0269-33-8855