『父を探して』
松本CINEMAセレクト提供
2014年のアヌシー国際アニメーション映画祭最高賞にあたるクリスタルと観客賞をダブル受賞44の映画賞を獲得、さらにアカデミー賞長編アニメーション部門ノミネ-トされた『父を探して』(英題「The Boy and the World」)は、ブラジル・インディペンデント・アニメーション界の新鋭アレ・アブレウ監督による長編アニメーションです。
クレヨン・色鉛筆・切り絵・油絵具などを自在に使い分けた筆づかいは、まるで絵本に魔法がかけられたかのようで、自然な質感と滑らかなアクションが見るものを驚嘆させます。また、多彩な動きや色で子どもを魅了するだけでなく、70年代〜80年代にかけて長い独裁政権を経験し、近年は経済成長が著しいものの、さまざまな矛盾が噴出するブラジルでの社会・政治・環境・経済といった大人の問題をテーマに掲げています。それは、現在の世界の縮図でもあります。
親子三人で幸せな生活を送っていた少年とその両親。しかし、父親は出稼ぎにでるため、ある日突然、列車に乗ってどこかに旅立ってしまった。少年は決意する。「お父さんを見つけて、家に連れて帰るのだ」と。未知の世界へと旅立つ少年を待ち受けるのは、過酷な労働が強いられる農村や、きらびやかだが虚飾に満ちた暮らしがはびこり、独裁政権が戦争を画策する国際都市。それでも、少年は旅先で出会う様々な人々との交流と、かつて父親がフルートで奏でた楽しいメロディの記憶を頼りに、前へ前へと進んで行くーー。
監督・脚本:アレ・アブレウ
音楽:ナナ・バスコンセロス
2013年 80分 ブラジル
配給:ニューディアー
日程 | 2016年4月16日(土) |
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会場 | 松本市中央公民館Mウイング6階ホ-ル |
時間 | 19:30上映開始 |
チケット料金 | 一般1,400円 /メール予約1,500円/当日1,800円、大・高生1,400円(当日) |
詳細ホームページ | http://www.cinema-select.com/ |
お問い合わせ先 | NPO法人コミュニティシネマ 松本CINEMAセレクトTel.0263-98-4928、メール c_cinema04@hotmail.com |