原田泰治が描く「日本のまつり」
勇壮さと熱狂的ぶりで、天下の大祭としても全国に知られている諏訪の「御柱祭」。
正式には「式年造営御柱大祭」といい、7年目ごと、寅と申の年に行われます。
今春、諏訪地域一体が祭りに沸くこの大祭の開催を記念して、企画展「原田泰治が描く 日本のまつり」を開催いたします。
原田泰治の作品の中には、四季折々のふるさとの風景とならんで、全国各地に残る祭りや地域の伝統的な民俗行事を描いた作品を数多く見ることができます。
「豪華絢爛な祭りも素晴らしいが、村人が守り続ける素朴な小さな祭りに気が引かれる」という原田。野良仕事の前の春祭りや、収穫を終えた秋祭り、家族の無事を願う新年の習わしなど、地域地域が大切に伝えてきたさまざまな祭りの文化を追い続けてきました。
本展では、御柱祭の威勢を描いた「おんばしら」や、さだまさし氏と一緒に取材をした「長崎くんち」など日本各地の祭りを描いた作品から、「アマハゲ」や「流しびな」「七夕人形」といった民俗行事を描いた作品など28点をご紹介いたします。原田作品の温かな情景とともに、日本各地に残る祭り文化の一端を感じていただけたら幸いです。
【主な展示作品】
「おんばしら」(長野県諏訪市/1974年)
「長崎くんち」(長崎県長崎市/2009年)
「しし舞い」(和歌山県和歌山市/1989年)
「鹿踊り」(愛媛県広見町/1983年) など
日程 | 2016年2月2日(火)~6月26日(日) |
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会場 | 諏訪市原田泰治美術館 第1展示室 |
時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで)/月曜休館(祝日は開館) |
チケット料金 | 大人 820円/中・高校生410円/小学生200円/障がい者(大人)410円 ※団体割引あり |
詳細ホームページ | http://www.taizi-artmuseum.jp/ |
お問い合わせ先 | 諏訪市原田泰治美術館 Tel.0266-54-1881 |