田中靖人(サクソフォーン)・白石光隆(ピアノ)コンサート

田中靖人
1964年5月13日和歌山県和歌山市に生まれる。国立音楽大学在学中、第4回の日本管打楽器コンクール・サクソフォン部門で第1位を獲得し、鮮やかにデビュー。
その音楽性は「内的な詩を持つ大器」と絶賛され、サクソフォンの父ともいえる名演奏家マルセル・ミュールをも唸らせた。
国立音楽大学を矢田部賞を受賞して卒業後は、高度なテクニックと個性的かつヒューマンな音楽性をソリストとして遺憾なく発揮。数々のリサイタルを聴衆の圧倒的な支持を得て成功させ、1991年には「管打楽器ソロ名曲集・サクソフォーン」でCDデビュー。
1995年「ラプソディー」、1997年「サクソフォビア」をEMIミュージック・ジャパンより、03年「ガーシュインカクテル」を佼成出版社よりリリース。同年、和歌山県より「きのくに芸術新人賞」を受賞。2012年「モリコーネ・パラダイス」をEMIミュージック・ジャパンよりリリース。
一方、室内楽のジャンルではサクソフォン四重奏団[トルヴェール・クヮルテット]で活躍。92年の東京国際音楽コンクールで第2位を獲得した同団体は、サントリー大ホールで のリサイタルを成功させ、また、2001年には文化庁芸術祭レコード部門大賞受賞。クラシックの狭い思考にとらわれないCDを制作するなど、幅広い活動で大きな注目を集めている。サクソフォンを大室勇一氏に師事。
現在、愛知県立芸術大学講師、昭和音楽大学および同短期大学講師として後進の指導にもあたっている。東京佼成ウインドオーケストラ コンサートマスター。

白石光隆
東京藝術大学附属高等学校を経て、東京藝術大学、同大学院を修了。1989年ジュリアード音楽院へ進む。1990年ジーナ・バッカウアー国際奨学金コンクール入賞。1991年学内におけるコンチェルト・コンペティションで優勝し、リンカーンセンターでジュリアード・オーケストラと協演。1992年帰国。
1994年第63回日本音楽コンクール声楽部門において、優れた日本歌曲の演奏に贈られる木下賞(共演)受賞。ソロ、室内楽、協奏曲等、音楽性の高さには定評があり、内外の共演者の信頼も厚い。特筆すべきはその生き生きとした、圧倒的なリズム感と構築性、そして独自の宇宙を感じさせる微細なまでに磨かれた美しい音である。またレパートリーが広く、邦人、現代作品など分野を問わず才能が遺憾なく発揮されている。NHK-BS、NHK-FMなどにも多数出演。財団法人地域創造の公共ホール音楽活性化事業などの活動では全国を巡り、子どもたちへの教育プログラムにも積極的に取り組む他、後進の指導やさまざまなコンクールの審査員も務める。1年間の活動の集大成として、毎年定期的に東京で開催するソロリサイタルは2014年9月で27回を数える。意欲的なプログラムとさわやかなステージも魅力な、数少ない実力派である。
CDは『レグルス回路』、『109』、『大指揮者のピアノ曲』、『作曲家ムラヴィンスキー』、『ベートーヴェン ピアノソナタ集Vol.1&2』、『成田為三ピアノ曲全集』(文化庁芸術祭レコード部門優秀賞・2007)、『サティ・作品集I & II』はいずれも好評で、『ピアノによるルロイ・アンダーソン』は、アンダーソン遺族より賞賛を受けている。2014年2月『ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」』、『くつろぎのピアノ〜音楽療法ベスト』をリリース。
ピアノを金澤桂子、高良芳枝、故・伊達純、小林仁、マーティン・キャニンの各氏に、室内楽をフェリックス・ガリミア、伴奏法をジョナサン・フェルドマンの各氏に師事。現在、東京藝術大学、お茶の水女子大学非常勤講師。

【プログラム】
モンティ:チャールダーシュ
ミヨー:スカラムーシュ
サン=サーンス:ロマンス 変ニ長調
モリコーネ(真島俊夫 編曲):モリコーネパラダイス

※曲目は変更になる場合があります。

インフォメーション

日程2016年3月13日(日)
会場サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)小ホール
時間14:00開演(13:30開場)
チケット料金【全席指定・税込】 一般 1,000円/U-25 500円 ※4歳以上入場可
詳細ホームページhttps://www.santomyuze.com/hallevent/tanaka-shiraishi-concert/
プレイガイド

▽サントミューゼ
 [窓口]
 [インターネット]

▽平安堂(上田店、上田しおだ野店)

お問い合わせ先サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター) Tel0268-27-2000