「茂田井武展」〜素晴らしい童画の世界 武雄と武〜

絵を描くことに焦がれ、日本人クラブで皿洗いをしながら、パリで心象スケッチをつづけた茂田井武。
帰国し、さまざまな職を経た後にたどりついたのは、子どもたちへ向けた仕事でした。
絵雑誌や絵本など、茂田井にしか描けないユーモラスで不思議な作品を次々と発表しました。
同時に3人の子を愛する父親でもあり、その存在は色濃く茂田井の作品に影響していたこともうかがえます。

また、自身の幼少期のこともしばしば登場しており、穏やかな色調の画面からは、
茂田井が日々のくらしへむけた慈愛のまなざしも見て取れるようです。

日本童画会での次世代の旗手としてさらなる活躍が期待される中、病に臥せり、武井武雄が葬儀委員長となり会葬が行われました。
本展では、茂田井武の画業をタブロー画や絵雑誌原画、パリ時代の作品、デザイン画などから広く紹介いたします。<・p>

インフォメーション

日程2015年12月3日(木)〜2016年2月22日(月)
会場イルフ童画館
時間10:00〜19:00/水曜定休・12/29〜1/3
チケット料金大人500円/中高生300円/小学生150円 ※団体割引あり
詳細ホームページhttp://www.ilf.jp/
お問い合わせ先イルフ童画館 Tel.0266-24-3319