隈 研吾さん設計「なちゅら」を見学してきました

隈研吾さんはスキーなどで飯山によくくるのだそう

 2016年1月21日、飯山市文化交流館(なちゅら)の竣工式にうかがってきました。長野駅から各駅停車で揺られること45分くらいで飯山駅につきます。連結している新幹線飯山駅がなかなかかっこいいです(新幹線だと10分くらいみたいです)。行きは、この新幹線の駅からなちゅらに向かいました。徒歩7分くらいでしょうか。でも帰りは、雪よけのトンネルを抜けた先にある飯山駅斑尾口から駅に戻ったところ、徒歩2、3分でした。斑尾口の正面に、木造の建物が見えます。こちらの方が便利のようです。

 さてこの建物を設計したのは隈研吾さん。あの新国立競技場の設計もされた建築家さんです。隈さんからコメントをうかがう時間があったので紹介しましょう。


 「この施設の設計を考えるにあたって考えたことは、新幹線の駅から人が降りてきた時の流れを受け止める“通り”を作りたかったんです。イベントがなくても人が通るナカミチ、まあこれは一般的にはホワイエ、ロビーと言われるわけですけれども、このナカミチの周りに大ホール、小ホールなどがあるという路地型建築の発想。町の一部として、自分の家の延長として、駅を降りたらこの通りを抜けて帰る、そのくらい気軽な使い方をしていただければという思いがあります。だから普通は石とか絨毯を床に使うのですが、敷居の高さを感じさせない、かしこまらない土間のようなイメージになっています。
 材料はできるだけ飯山の近くのものを使って造ろうと、いろいろと調べてみました。食べ物が美味くて、山や川があって自然に満ちた飯山市はこんなにいいところなんだよと知ってもらえるように。たとえば、今いる小ホールは壁に内山和紙を使っています。天井はひのきの梁になっています。ほかにも、国内で一番の質を誇る長野県さんのカラマツを外壁や梁に使っています。梁というのは時として剥き出しにしてわざわざ見せるように設計するほうが難しいんですよね。隠してしまったのが楽なんです(笑)。
 僕はスキーなので何度も飯山や付近に来るんです。だから愛着もある。雪の中で寒々しい建物があるよりは、あたたかさを感じさせるものにしたかった。今日は、こうしてたくさんのお客さんが入ってくださると自然素材のぬくもりがより引き立つ感じがしますよね。どんどんここに来て、たくさん使ってほしいと思います」


【今後の予定】
▽1月23日(土)
内覧会:野坂田地区保存会獅子舞奉納/古楽器アンサンブルコンサート(みすずかる楽人協会)/DJ(BAD HABITS)/チェロトリオコンサート(原香恋、長瀬佳音、原香凛)
▽1月24日(日)
内覧会:出張おはなしひろば(飯山図書館/)チェロミニコンサート(原香恋ほか)/チェロトリオコンサート(原香恋ほか)/声楽コンサート(松沢悠、青木千佳)/ライブ(飯山ガキデカジャグストンバーズ、Noisy Sound、Chips、月岡勉)
▽両日
展示:ふりまらいふ(クラフトの展示販売、体験会)/フリーペーパー鶴と亀(奥信濃のイケてるじいちゃん、ばあちゃんに関する展示)
▽飲食出店:飯山菓子組合/ぜにがめ堂(信州サーモン笹すし)/球カフェ(軽食)/ネギと粉(たこ焼き)/FOODS&BAR THE END+ひぐらし農場森のハーブ屋さん(名物旨煮、ハーブティ茶葉販売)/若者会議(スープ、コーヒーのふるまい)
▽2月28日(日)
スタインウェイお披露目企画「肌で感じる」ピアノとチェロのコンサート(有料)
▽3月19日(土)
由紀さおり・安田祥子 童謡コンサート〜美しい日本のふるさと〜(有料)

お問合せ:飯山市文化交流館なちゅら Tel.0269-67-0311


隈さんの右となりが足立正則市長

隈さんの右となりが足立正則市長

小ホールがクリーム色の空間で素敵でした。

小ホールがクリーム色の空間で素敵でした。

小ホールの天井です。

小ホールの天井です。

小ホールの壁には内山和紙が使われている

小ホールの壁には内山和紙が使われている

大ホールの客席です。

大ホールの客席です。

大ホールのステージです

大ホールのステージです

ここがナカミチです

ここがナカミチです

ホールの案内図も木製

ホールの案内図も木製

駅からはこんなふうに見えます

駅からはこんなふうに見えます

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