「戦場ぬ止み（いくさばぬとぅどぅみ）」

写真提供／松本CINEMAセレクト

　沖縄県・東村高江のヘリパッド建設に反対する住民たちの声をすくい上げた「標的の村」の三上智恵監督が、2015年、アメリカ軍新基地建設のため埋め立てが進む辺野古の海で起こっている衝突を記録したドキュメンタリー。2014年11月の沖縄県知事選で新基地建設反対の翁長雄志氏が勝利した後も、国策として海の埋め立てが続き、現場では住民による抗議活動とそれを排除しようとする警察や海上保安庁との衝突も起きている。そうした激しい対立の起こっている現実はもちろん、基地と折り合って生きる人びtの思いや、苦難の歴史のなかで培われた沖縄の豊かな文化や暮らしも描き出していく。
　タイトルは、辺野古のゲート前のフェンスに掲げられていた琉歌の一節から取られたもの。

監督：三上智恵
プロデューサー：橋本佳子 木下繁貴
2015年 129分　配給東風 後援：松本市教育委員会
(C)DOCUMENTARY JAPAN／東風／三上智恵