長野市立長野図書館 開館30周年記念事業「音楽キャラバン クラシック“生”演奏」

　長野市芸術館開館記念プレイベントであり、コンサート会場へ足を運ぶことが難しい方々などを対象に、CDなどでは味わえない臨場感のあるクラシックの生演奏を届けるというアウトリーチ事業「音楽キャラバン」の第１３回目（一般公開）。

　長野市立長野図書館開館30周年の記念事業を飾るにふさわしい演奏を、との依頼により、長野市内では比較的聴く機会の少ない木管五重奏の演奏を実現！　木管五重奏ならではの響きをお届けするために、近代フランスの非常に華やかな響きのイベールの五重奏曲を中心に据え、耳なじみのある作品も加えてプログラムが組まれました。

プログラム
イベール:3つの小品
ドヴォルザーク:ユモレスク
久石譲:「ハウルの動く城」より
　　　　　　　　　　　　　　　ほか

飯島諒（いいじま・りょう／フルート）
９歳でNHK「趣味悠々フルート入門」に出演。2006年、仙台フルートコンクール高校生部門１位。サイトウ・キネン・フェスティバル松本「青少年のためのオペラ・子供のための音楽会」に参加。2012年、パリ・プロディージュ・アートコンクール２位、イタリア・メンデルスゾーンコンクール３位。パリ・エコールノルマル音楽院一年目、二年目、共に審査員一致で合格。これまでに飯島和久、峰岸壮一、神田寛明、工藤重典、工藤雅子、P.ベルノルド、B.フロマンジェ、C.ルフェーブル氏に師事。室内楽を藤井一興、高野成之、一戸敦、A.リーバーマン、故D.エルリ氏に師事。フラウト・トラヴェルソを有田正広氏に師事。

堀子孝英（ほりこ・たかひで／オーボエ）
武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。修士論文「後期バロック室内楽の演奏法研究」。大友直人、アラン・ギルバート両音楽監督による「MMCK2008」オーディション合格、同講習会参加。2009年、2011年、キューネル式ベルカント室内管弦楽団と、J.S.バッハ、 モーツァルトの協奏曲を共演。2013年よりインド交響楽団にオーボエ、イングリッシュホルン奏者として客演、これまでにインド、オマーンでの14公演に参加。木管五重奏団「Ensemble AQUA」、吹奏楽団「ハーツ・ウィンズ」各メンバー。船橋オーボエ教室代表。「人々を幸せにする音楽」を目指し、オーケストラからライブ活動まで、多岐にわたり演奏活動を行う。

川合大地（かわい・たいち／クラリネット）
長野市出身。昭和音楽大学演奏家コース卒業。在学中、昭和音楽大学エアラスクラリネットクワイヤーの一員としてヨーロッパ演奏旅行に参加。クラリネット協会主催、第５回ヤングクラリネッティストコンクール入選。クラリネットを傳田高廣、関口仁、野田祐介の各氏に、室内楽を太田茂、菅野博文の各氏に、作編曲を吉田和弘氏に師事。W.ブイケンス、カール・ライスターの各氏のマスタークラスを受講。現在、室内楽、ソロで活動する傍ら、吹奏楽団の指導にも力を入れている。日本イタリア・オペラ座管弦楽団クラリネット奏者。

丸山佳織（まるやま・かおり／ファゴット）
長野市篠ノ井出身。13歳よりファゴットを始める。2013年、愛知県立芸術大学音楽学部を卒業。第13回ヤマハ管楽器新人演奏会、平成25年度長野県新人演奏会に出演。これまでにファゴットを岡崎耕治、青谷良明の両氏に、室内楽を青谷良明、村田四郎、原田綾子の各氏に師事。第18回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァルに参加し、V.ズッキアッティ氏のクラスを修了。C.コロンボ、T.フランティシュ両氏のマスタークラスを受講。現在、桐朋オーケストラ・アカデミー研修課程に在籍。関東・長野を中心にオーケストラや室内楽での演奏活動を行うほか、後進の指導にもあたっている。

小田原 瑞輝（おだわら・みずき／ホルン）
群馬県出身。2013年東京音楽大学卒業、2007年草津夏期国際音楽フェスティバルにてマスタークラス修了。2008年日本ホルン協会ジュニアホルンソロコンクールにて第３位。京都国際音楽学生フェスティバル 2011に参加。2012年選抜者による東京音楽大学シンフォニーオーケストラ欧州公演に参加。2013年第９回ルーマニア国際音楽コンクール室内楽部門において第１位。2014年より桐朋学園大学音楽学部嘱託演奏員。東京フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団、琉球交響楽団等に客演。また木管五重奏やホルン四重奏など室内楽の活動も積極的に行っている。これまでに関本隆夫、高橋臣宜、水野信行の各氏に師事。