現代アーティスト katekin 「現象×脳」1 st

人や「まち」を豊かにする文化力、美術分野からコンテンポラリーアートの小作品にスポットを当てる「萱アートコンペ2019」にも参加した、静岡県磐田市出身在住のアーティスト、katekin。長野市と縁ができたことによる、チャリティを目的とした展示を行います。

私の中の絶対的な「美」それは自然や動植物等の有機物であるため、日々多くの動植物と触れ合い、生死と身近な生活を送っている。
その生活の中で、人間では造りだせない美しい色彩を目にし、様々な「感情」を抱いて生きている。
私の絵が白黒な理由はそこにある。あえて人工的に作られた色を作品に落とし込む作業はしたくないのだ。
必要なのは白と黒の明暗だけである。
絵の描き方としては適当にペンを進めていくと、何かに見えてくるので何かに向かって着地させる。
その何かとはやはり、動植物を中心としたものだが、私の脳は外観だけではなく、
骨、内臓、細胞そして「感情」まで表現したいようで、どうにも細かくなってしまう。

あなたの脳に、あなたの生活に、アートを・・・。

私に、アートにできることはなにかないだろうかと考え、コンペの副賞としていただいた長野市のロジェという施設での展示権を早速行使させていただき個展を開催しチャリティーとして収益を全て長野台風被害へ寄付させていただくことにいたします。
また来年１月になってしまいますが、地元静岡でも緊急的に個展を開催し、そちらの収益も全額寄付させていただこうと思っております。
私はまだまだ未熟なアーティストで収益はきっと微々たるものですし、これは偽善なのかもしれません。
しかし、人として、アーティストとして今できることをやろうと思っております。

作家在廊日：初日と最終日