「三浦世津子ガラス展 ー更紗の花々よりー」

写真提供:北澤美術館 撮影:渞忠之

ガラスの透明性を活かしたデザインと柔らかな曲線をもつ作品で多くの人々を魅了している三浦世津子。
一つ一つ微妙に形の異なる器や、アシンメトリで華やかなシャンデリアには、熔けた液体のガラスが、吹き竿の先で固まるときの自然な動きを留めたかのような流動性が感じられます。
三浦は「子供のころから鉱物が大好きで、私にとってのガラスは水晶や石英の延長線上にある、液体の形を留めた一種の鉱物」と語っています。

今回は、“更紗”をモチーフにした最近作を紹介。
古くから世界中で人々を魅了し続けてきた更紗は、各地で地域に根ざした技法、色彩、意匠を発展させ、独自の歴史を刻んできました。
その膨大な手仕事の量と、美しい更紗の花々に触発されたという新作の数々と器、ジュエリー、灯りなど作家のセンスが息づく多様な作品が楽しめます。

7月20日(月・祝)は在廊日

みうら・せつこ
愛知県生まれ。1986年よりイギリス、アイスランド、チェコスロバキア、北米にてガラスを学ぶ。1992年より2012 年まで(株)諏訪ガラス工房マネージャーを務めるかたわら、日本全国で個展、グループ展多数開催。現在スタジオ『シリウス』主宰。

インフォメーション

日程2015年6月14日(日)〜7月20日(月・祝)
会場北澤美術館 1階 多目的ギャラリー(諏訪市湖岸通り 1-13-28)
時間9:00〜18:00/会期中無休 ※最終日は16:00 終了
チケット料金大人1,000 円/中学生 500 円/小学生以下無料 ※団体割引あり