[聞く/entre+voir #017]古川陽介さん(りんご音楽祭オーガナイザー)

『りんご音楽祭』オーガナイザー
古川陽介さん

 

僕自身がいろいろなイベントで真剣に遊んでいるからこそ

お客さんを熱くできるアーティストと出会えるし

今もっともフレッシュで、聞いてみたいアーティストが

『りんご音楽祭』には呼べるのだと思うんです。

 
 
音楽好きをうならせる独特のアーティスト・ラインナップ、りんご、そば、おやき、わさび、きのこ、いなごなどの親しみやすい名前のついた複数のステージをハシゴしながらたくさんの音楽に出会える仕掛けで、わずか9年で一気に全国を代表する野外フェスの仲間入りを果たした『りんご音楽祭』。最近は可能性ある若手アーティストを発掘する『RINGOOO A GO-GO』という業界の下支えとなる、そして『りんご音楽祭』を盛り上げるシナジー効果ともなる企画も開催している。その仕掛け人、dj sleeperとしても知られる「瓦RECORD」オーナー・古川陽介さんに聞いた。
 

インタビュー・撮影:平林岳志

 

大小さまざまなフェスを体感しながら、

自分がフェスを開催するならという感覚や目線が養われた。

 

 

◉古川さんはそもそも、なぜ音楽フェスをやろうと思ったのですか?

古川 理由は二つあります。まずはもともとフェスが好きだったこと。18歳のころからフジロックやサマーソニックに出かけていて、19歳のときには朝霧JAMのスタッフをやっていました。朝霧JAMのスタッフはほとんどが地元の人たちでしたから、県外から参加してコアスタッフにまでなったケースは珍しかったと思います。サマソニにDJとして参加したり、フジロックに朝霧食堂のスタッフとして出店したり、気がつけば誰よりもフェスに一歩踏み込んでいて、身近にある状態でした。大小さまざまなフェスを体感しながら、それぞれのフェスに対して「もっとこうだったら良いのに!」という思いも同時に蓄積されていったんですね。そのことで「もし自分がフェスを興すなら」という感覚や目線が養われていったと感じています。二つ目の理由はアルプス公園にふらっと出かけたときに、直感で「ここだ!」と思ってしまったんです。あまりにも場所が良かった。まるで自分が呼ばれてここに来たかのような感覚になりました。そしたら、ちょうど目の前に公園の管理会社の車が通って(笑)。気がつけば、その管理会社の人に「ここでフェスをやるにはどうしたらいいですかね?」なんて尋ねていました。とにかく場所が気に入ってしまったんです。

 

◉『りんご音楽祭』のこれまでを振り返って、初回から現在まで、どのような変遷があったと感じていらっしゃいますか?

古川 まず1年目は何もわからず始めてしまって……ビジネスとして大いに失敗しました。ノーカウントにしてほしいくらいです(笑)。1年目の失敗にはものすごく懲りて、反動で2年目は規模を小さくして開催しました。大きく広げてしまった風呂敷を一旦収めた感じです。3年目はブッキング(スチャダラパー、曽我部恵一など)の反応が良くて3000人ほどの集客ができた。2年目の集客が850人程度でしたから、そこでかなり躍進しました。周りの人たちからも「友達がやっているちょっと大きな野外パーティ」という受け取られ方をしていたものが、しっかりと「フェスだね!」という反応になってきた。そこに輪をかけて、2013年(5年目)に、東日本では3年ぶりとなるUAさんのブッキングができたこともあって、6000人ぐらいのお客さんが押し寄せてくれました。そこからの手応えや反響が現在にいたる、『りんご音楽祭』への大事な転換期だったように思います。
 この間には「自分一人の力だけではできないことがある」と思い知ったし、運営チームの在り方、フェスのバックステージで必要な動きの輪郭がはっきりしてきたんです。裏でさまざまなサポートをしてくれるコアスタッフも増えたし、初年度からかかわってくれていて、数年前からは制作スタッフとして辣腕をふるってくれる志村さんの加入も大きいです。

 

◉『りんご音楽祭』で努力している点、右肩上がりで成長している秘訣はなんだと思いますか。

古川 お客さんとの強い信頼関係じゃないでしょうか。それは僕自身がいろいろなイベントで真剣に遊んでいるからこそ、今お客さんを熱くできるアーティストと出会えるんです。ちなみに今年のフジロックには、『りんご音楽祭』の常連と言えるようなアーティストが10組近く出演していました。これは素直に僕も誇っていいことだと思っています。耳の肥えたお客さんにも、もっとライトなお客さんにも共感していただける「今もっともフレッシュで、もっとも聴いてみたい」というアーティストをブッキングしているつもりです。もちろん正解はないけれど、遊びまくっている僕が感じ取った「旬」をブッキングすること、とにかくそこに注力しているんです。「『りんご』へ行けば、よくわからないけど、ヤバいアーティストが出てる!」というお客さんの声も多い。その最前線の鮮度を期待してくれているお客さんがりんご音楽祭を支持してくれているんです。信頼関係を大事にするという意味では、そこは絶対に裏切らない。ここにすべての結果が付いてきているのかなと。
 僕自身は常々「いい音楽って、もっと売れるべきだ」と思っています。僕の中で「『りんご音楽祭』はJ-POPフェスだ」という認識が強くあって。でもそれはメジャーで人気のアーティストたちをただ売れるからと店先にたくさん並べるということではなく、「こういう人たちが、こういう音楽が日本を引っ張っていく、J-POPとして根付いていってほしい!」という思いを重ねているんです、『りんご音楽祭』では。僕はたくさんのアーティストを観る中でも「POPSとして成り得るかどうか」を一つの評価軸として大切にしています。そこに普遍性があるか、と。だから自分自身がすごく好きだったり、かかわりたい人がいても、精査してdopeすぎる人は「りんご音楽祭」という枠組みではあまり誘ってないですね。

 

2016年の様子

 

2016年の様子

 
◉『りんご音楽祭』、今年はどんな雰囲気になりそうですか?

古川 今回は『りんご音楽祭』の常連とも言えるようなアーティストさんたちを意識的にお声がけしなかったんですよ。来年、『りんご音楽祭』は10年目を迎えるので、おなじみのアーティストさんたちにそのメモリアルを飾ってもらいたい、という気持ちもあるので。そういう意味ではニューフェイスを増やしたつもりです。ピチカート・ファイブ時代から、常に渋谷を中心としたシティカルチャーをリードする野宮真貴さん、New Optimism(ハトリミホ from CIBO MATTO)、台湾から落日飛車 (Sunset Rollercoaster)、革新的和太鼓バンドのGOCOO+GoRo、それから最近では若手実力派のDJ moe、東京インディシーンの顔となった感があるD.A.N……。
これらのアーティストたちに共通しているのは、まず「ライブが良い!」ということです。僕は基本的にライブを観させてもらってからアーティストをブッキングさせてもらってるんです。例えば、3年前に良いライブしていた人が今年も良いかというと決してそうじゃない。僕は国内のパーティ、ライブ、フェス、さまざまな場所に足を運んでいます。同じような立場の人間の中でも、僕は「日本一、観ている」という自負もある。そうやってアーティストの1回、1回のパフォーマンスを観ていると実は ”今の音楽の流れ”が見えてくるんです。今のお客さんが求めているもの、それを常に意識しているのですが、今回もきっちり反映できるものとなりそうです。

 

有名であってもライブの下手な人たちは全滅していくでしょう。

逆に若手や埋もれていた才能に日が当たるようになってきた。

だからこそ音楽を発信する側、受信する側をつなげるのが僕らの役割。

 
◉最近、音楽業界に対して変化を感じているところはありますか?

古川 身近なところでの大きなトピックとしては加山雄三さんのリミックス企画「加山雄三の新世界」にりんご音楽祭も実は大きく関係しているということでしょうか。その流れで「FNSうたの夏まつり」(※)に、PUNPEEがインディーズ所属のまま出演しました。これは既存の音楽業界の価値観に一石を投じるようなものだったと思います。アンダーグラウンドのまま、オーバーグラウンド中でも極めてのオーバーグラウンドな企画に露出するということですから。こういう動きがいろいろなところで散見されるようになってきた。水曜日のカンパネラにしてもメジャーシーンで大いに活躍するようになったし。ギリギリなパフォーマンスのクリトリック・リスだってメジャーデビューしちゃう。でも僕らには至極当たり前で、そうなるだろうとずっと思っていたし、そうなるように仕掛けてきてもいる。「お客さんが求めているもの」を僕みたいな人間が貪欲に嗅ぎ分けてきたことが、今の音楽シーンに少しは影響を与えられたことだとも言えるんじゃないでしょうか。

 

2016年の様子

 

◉なるほど。

古川 音楽不況と言われて久しいけれど、金銭的な事情もすごくシビアです。過激な言い方をすれば、これからはギャラが高くてライブの下手な人たちは全滅していきますよ。もちろんギャラが高くてもちゃんとライブの良いアーティストは生き残っていく。より自然淘汰が進んでいくでしょう。今はそういう音楽シーンの始まりで、だからこそ逆に若手だったり、埋もれていた才能に日が当たるようになってきた。これってすごく良いことです。翻って言えば、どメジャーではないところで良質なアーティストとの関係性を築いてきた僕らだからできることもあるんだということです。音楽を発信する側、受信する側、双方をつなげる。こういうことも『りんご音楽祭』を運営している中で求められているんだと、ものすごく肌で感じています。

 

◉今のお話を受けてお聞きします。今後、アーティストたちの活動や音楽体験の今、もしくはちょっと未来はどのように推移していくと思いますか?

古川 今ね、CDが本当に売れないんですよ。まったく売れない。でも勘違いしてほしくないのは決して「音楽が売れていない」わけじゃない。「CDが売れない」んです。こんなにもCDがオワコン(終わったコンテンツ)状態の中では、既存のレーベルのほとんどが生き残っていけない。けれど、今はまだ業界全体がそのシステムから抜け出せないままなんです。これは世界的にも同じ状況です。日本はまだCDが売れている方ですよ。2017年のグラミー賞では最優秀新人賞を「Chance The Rapper」が獲ったけど、この人ってストリーミング配信はするけど、CDなんて1枚も出していないばかりか楽曲を販売さえしていない。グラミーを獲るアーティストがCDを出してない。いよいよ、そういう時代になったということです。CD、レコード、テープ。音楽業界は楽曲を”形ある”メディアにして売ることで長らくやってきたわけだけれど、それだけのやり方はとっくに崩壊しています。僕自身もCDで音源を聴くことは少ないです。フェスに来るお客さんだってとっくに意識が変わっています。もう好むと好まざるとにかかわらず、アーティスト側の意識も変わる必要があるし、どのように活動するのかを考える必要がある。だからこそ、まずライブが大事! 僕たちのやっているようなフェスでのパフォーマンスの重要性も上がってきていると思いますよ。
 
◉アーティストにとってもフェスでの立ち回り方や意識も変わってきたと。

古川 当然ありますね。お客さんの反応って“今”を反映したものですから、それに応えることができなければ立ち行かなくなっていく。アート性はもちろんですが、僕は音楽の持つ娯楽性の部分もすごく大事だと思っています。娯楽だから、なくなっても死なないし、衣食住よりも優先順位は当然下がってくる。それをアーティストが受け止め、理解した上でどうやって勝負するのかがこの先は必要なんじゃないでしょうか。今、大多数の人たちが働く時間やほかにかけるべきリソースが増え、自由に使えるお金も減っている。そんな時代に、漫然と両方を差し出してくれるユーザーなんてそうはいない。これはどの分野でもそうだろうけど、中途半端な人たちは生き残っていけないんです。極論で言えば、お客さんは「楽しい方向性」か「アートとしての方向性」どちらかを求めていて、アーティストたちにもその二極化がより顕著になると思います。でも正直”音楽”そのものにとっては良いことしかないと思っています。希望的観測ではないです。利権やコネクション、大手の持つ政治力だとかに音楽は散々振り回されてきました。昔は音楽を世に出すためにとにかくお金がかかった。つまりお金を持っている人に頭を下げる必要があったけれど、そこから音楽の表現活動は自由になりつつある。既存の枠組みや体質が壊れていく中で、適者生存が進み「良いものしか残らない」世界になると信じています。実際、僕自身も年を重ねるごとに素晴らしい音楽にどんどん巡り合っている気がしますしね。
 
◉アーティストが職業としてなかなか食べていかれないことをどう思われますか?

古川 これについてはまだ過渡期であるからということもあると思います。良い音楽を既存の枠で売るのは難しいし、楽曲やパフォーマンスをお金に換金する方法をみんなが模索している段階かもしれません。例えば、Youtubeで100万回再生される楽曲があったとしても、スターみたいな暮らしができるかと言えばそうでもない。でも、そういうことも含めてアーティスト自身が嗅ぎ分けて判断していかねばならない時代になったということでしょう。

 

社会的不適合であっても

音楽と真摯に向き合っている人を支えていきたい。

 
◉ところで『RINGOOO A GO-GO』という若手アーティスト発掘イベントが、『りんご音楽祭』と連動していますが、こちらにかける熱い想いなどがあれば教えてください。

古川 『RINGOOO A GO-GO』は、僕、熱い想いしかないです(笑)。 『RINGOOO A GO-GO』という企画を始めるにあたっての動機はいくつかある。音楽不況と言われる時代になって、まず何が起きたか。スカウトマンが各地方都市からいなくなったんです。しかも各社一斉にです。ちょっと昔であれば、各地のライブハウスにメジャーのスカウトマンが必ず足を運んでいた。僕が運営する「瓦レコード」にだって、月イチくらいでそういった人たちが来ていました。ところが不況になって予算が削られたんでしょう。最初に削られるのは具体的な数字が見えない部門からですよね。つまりスカウトは利益率が見えないし、難しいでしょ。そのスカウトマンがいなくなって、アーティストが直面したのは「わかりやすいもの」を持っていないとメジャーに拾われなくなったという現実です。わかりやすさとは「ルックスが飛び抜けて良い」「楽曲だけではなくクオリティの高いMVを自主的に作成する」「ある程度以上の大きなハコでワンマンができる」などなど、セルフプロデュース能力に起因するものが大きいんです。昔は必ずしもそれらが伴わなくても補って売ってくれる人がいた。そのせいで総じてメジャーに行けるのは「器用なアーティスト」ばかりになってしまった。その結果、メジャーの音楽シーンから「不器用だけどぶっ飛んでて最高なアーティスト」がいなくなっていった。

 
◉はい。

古川 昨今の音楽シーンがアイドルブームに侵食されていったこともここに密接なつながりがあると思います。アイドルに必要なかわいらしさはわかりやすいもの。でもアーティストって音楽をやっているとき以外はその良さってまったくわからないですよね。ロックが音楽シーンの中で衰退したのも「音楽以外の部分は不器用なこの人たちを世に送り出そう!」という気概や余裕が業界になくなってしまったからだとも考えています。現在、活躍しているアーティストの中には高学歴な人たちも目立ってきました。きっと地頭が良いからでしょう。でも僕はそれだけじゃダメだと思っています。多少、社会的不適合者であっても音楽と真摯に向き合っている人を支えていかないと本物のスターはいなくなります。だから、そんなスカウトマンに変わるべく、僕たちが各地に行ってオーディションをやる意義があると思っています。

 

◉だからこそ、良いアーティストを見つけられるんですね。

古川 ニュアンスの違いですが、「良い」というよりは正確には「ウチだけが見つけられる」アーティストですね。音源はアレだけど、ライブが良い人を見つけるのって特異なものがあると思いますよ。だから、『りんご音楽祭』は差別化ができているし、『りんご音楽祭』でなければ見つけられなかったアーティストを輩出できている実感があります。それに全国各地を回るうちにわかったんですが、やはり地域ごとに根づいている音楽シーンが当然いろいろあって、その中で、そのアーティストがどのように立ち居振舞いをしているのかがクリアに見えるようになったんです。これがかなり侮れない。自分のホームとなる場所で、どういう仲間とかかわりがあり、どんなシーンの流れがあるのか? その中でほかのバンドやお客さん、ライブハウスなどとどんな関係性を持てているのか? そのアーティストのポテンシャルを推し量る上でも、そこが大事なことであると気づけたんです。だからすごく負担は大きいけれど、出演者さんにも集客ノルマを負担してもらったりして、各地を回って『RINGOOO A GO-GO』を行っています。すごく気合が入っています。
 

 

◉フェスを継続する難しさについては、どのように捉えていますか?

古川 基本的にやりたいことを始めたら、それを途中でやめるという選択肢はないですね。それに加えて、お客さんからすごく楽しみにしてもらってるんで、始めた以上はお客さんに対して責任があるなと強く感じているんです。フェスの運営ってめっちゃ大変。でもやりたことができている。たった2日間のためにほぼ1年近くを準備に充てる。それってギャンブルでしかないですよ。そんなことを毎年続けるのって、傍目で見ている以上に大変ですよ(笑)。たぶんこれはやってない人にはわからないことだと思います。仮に雨が降ったとしたら、運営に関するコストが跳ね上がりますからね。中止になんてなろうものなら目も当てられない結果が待っている。それを容認してくれている家族や応援してくれる仲間がいますが、ギャンブルである側面については何ら変わりがないですね。

 

◉古川さんはふだんはDJとしても活躍されているわけですが、オーガナイザーとの両立はいかがです?

古川 正直言ってキツイですよ。DJとして集中したい気持ちもあるんですが、オーガナイザーの仕事って、人員もお金も動くし、どうしても相手に合わせざるをえないから僕がやらないといけないことが多い。それでも、最近はDJとしての活動も満足できるものができていると感じてはいます。ここ2年くらいでバランスよくできてきている実感がありますね。

 

◉最後に松本で『りんご音楽祭』を続ける意義ってどんなところに感じていらっしゃいますか?

古川 僕、松本に帰ってくるたびに「松本が本当に好きだな」としみじみ感じています。僕も僕の家族も「故郷」に対する憧憬や認識について薄いところがあるのですが、松本は空気も水もきれいでしょ。水が美味しければご飯も美味しい。当たり前の良さがあるんです。松本のコンパクトな規模感、良くも悪くも保守的なところ、つまり飲食で言えばチェーン店が入り込めないような環境ってインスピレーションを高めるのに役立っているし、アンテナの張り方が変わってくるんですよ。情報がありすぎる場所にいると情報に負けてしまうんです。特に最近、東京を中心とした生活が続いたのですがそれを痛感していました。情報に振り回されてしまう。自分から出てくる発想や、ふとした瞬間に訪れるインスピレーションに目を向ける時間すらない。自分の内面に向き合えなくなってしまうんです。それって不健全ですよね。自分自身のペースで生きられないということはストレスが溜まる。僕は松本に帰ってくると自然とコンディションが整うんです。だから、『りんご音楽祭』ではそういう松本という場所を楽しんでもらいたい、知ってもらいたいという気持ちが大いにあるんです。来てくださるお客さんの率としては首都圏から来る人たちも非常に多いフェスです。音楽と共にこの場所のポテンシャルも感じ取ってもらえたらうれしいです。
 

古川陽介
信州大学在学時より16年間松本に在住。
20歳のときに、古民家を改装したクラブやライブハウスに限りなく近い
パーティーハウスとして「瓦RECORD」をスタート。
週末を中心にパーティーを行っている。
2009年、25歳のときに音楽フェス『りんご音楽祭』を開催。
2014年、沖縄にて、Record & Music Bar “on”をオープン。
dj sleeperとしても全国各地のパーティで活躍している。

 
りんご音楽祭 http://ringofes.info
瓦RECORD http://www.geocities.jp/kawara_record/
Record & Music Bar 「on」 http://www.on-okinawa.info
 
*『FNS歌謡祭』に続き、フジテレビ系列(FNS)で2012年から毎年1回、夏(7月下旬または8月上旬)のゴールデンタイム・プライムタイムを中心に4時間超(2012年〜2015年、2017年)、10時間超(2016年)にわたって生放送されている日本の夏の大型音楽番組。
 

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