オルガン設置30周年記念コンサート「私が、もういちど、生まれ変わる日。」

松本市音楽文化ホールにあるパイプオルガンが、設置から30年を迎える。
「私が、もういちど、生まれ変わる日。」というタイトルの通り、次の30年、50年、100年を見据えたオルガンの新たな旅立ちーー

1987年10月に設置されて以来、オルガンは大切に育まれ、市民の皆さまに親しまれてきました。この間に行われたオルガンのコンサートは、200回を超えます。
記念すべき30周年を「市民と一緒に祝いたい」と、ホールでは市民の合唱とオルガンのための新作を委嘱しました。
まだ誰も聴いたことがない曲の世界初演に、ぜひ立ち会ってください。

［設計・製作・組立］
ルドルフ・フォン・ベッケラート社 （ドイツ）、1987年
［整音］
ティム・スコップ　
［仕様］
外形寸法　654×266×1074　※3段手鍵盤（56鍵）、足鍵盤（30鍵）、パイプ数3,121本、43ストップ

【プログラム】
《第１部》
C.V.スタンフォード
「汝ら新しきエルサレムの聖歌隊よ」
　ホールオルガニスト・原田靖子によるオルガン演奏（合唱、和太鼓との共演、オルガン連弾曲もあり）
　▽指揮：近藤 基、合唱：ベーレンコール
J.ラター
復活祭の主題による変奏曲　
　▽オルガンプリモ：小林淳子
H.ハウエルズ
復活祭の朝のためのサラバンド　
　▽坂本日菜：「2つの鼓動 Ⅱ」　
　▽和太鼓：宮﨑正美

《第２部》
坂本日菜
「私が、もういちど、生まれ変わる日。――カウンターテナー・混声合唱・児童合唱とオルガンのための」　
　本公演のために松本市音楽文化ホールが作曲を委嘱した新作の世界初演。大正時代の詩人・八木重吉（1898-1927）の詩を元に構成した10曲からなる。
　▽指揮：中村雅夫　
　▽オルガン：原田靖子
　▽カウンターテナー：望月裕央
　▽合唱：中信合唱連盟加盟団体の皆さんによる混声合唱団／SK松本ジュニア合唱団