ときには本と戯れる #1「本との出会い」

ときには本と戯れる #1「本との出会い」


文|越智風花


わたしのことをすこし。


浅間温泉で古本屋を開いて2か月ほどになります。新米。


「本との出会いはいつでしたか」と聞かれることが多いのですが、もう覚えていません。
両親が「本の虫」だったので、生まれたときには家じゅう本だらけみたいな環境でした。
階段にケルンのように本が積み重なっていました。そして雪崩れる。


父はシャーロキアン、母は小説乱読家。
私はハルキストだと面白かったんですが、村上春樹はまだ手がのびません。エッセイ好き。
弟はラノベを好んで読んでいます。


おもちゃは買ってもらえないけど、本は買ってもらえるので、何か買ってもらおう!と目を皿にして欲しい本を探す小学生時代を過ごしました。
みんな本を読むので、倍々で本が増殖する日々…。
あんまり本を買えない今考えると贅沢でした。


そういう経験があるからか、本屋さんにいるとき、本棚から光って見える1冊に出会うことがあって、その出会いの瞬間がどうしようもなく好きで、私もそんな出会いを提供したい!と思い、2016年4月から「おんせんブックス」古本屋をやっています。


もっともっと本の楽しみ方も広がらないか、どうしたら面白いかを考えています。このコラムでは、そんな楽しみ方を試したことを書ければと思っています。


どうぞ、よろしくお願いします。



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