降矢洋子・降矢なな・アンヴィル奈宝子 三人展

左から、降矢洋子『もうひとつのよる』、降矢なな『まゆとかっぱ』、 アンヴィル奈宝子『ラスチョのせんすいかん』

 こどもにとってちょっぴり不思議でわくわくする夜の世界のおはなし、保育園などでも劇につかわれる人気の不思議な世界に迷い込むファンタジーや、夏にぴったりのお囃子が聞こえてきそうな夏祭りのおはなし、またまた実際の津波を基にした防災のおはなし・・・

 本展覧会では、降矢洋子さんの作品より、1975年福音館書店「かがくのとも」で発表され、夜の時間が美しく描かれた『もうひとつのよる』や『いなむらの火』、降矢ななさんの作品よりデビュー作の『めっきらもっきら どおんどん』と、「こどものとも」2015年4月号まゆシリーズ最新作『まゆとかっぱ』、またななさん作・奈宝子さん絵による『さるおどり』、そしてアンヴィル奈宝子さんのラスチョシリーズ『ラスチョのせんすいかん』の絵本原画など、3人の画家より6作品の絵本原画約100点を展示します。

 さまざまな背景をもちながら作家として活躍される親子3人のそれぞれの個性あふれる作品をご紹介いたします。

降矢洋子
東京藝術大学卒業後、画家としてそして絵本作家として活動し、その絵画作品は国内だけではなくウィーン、ヨハネスブルグ、ナイロビなどでも発表され、南アフリカのアンチアパルトヘイトのポスターの作品制作を人種差別制度が撤廃されるまで続ける。

降矢なな
1985年長谷川摂子作『めっきらもっきら どおんどん』でデビュー。その後、東欧圏のアニメーションの影響をうけ、1992-2000年スロバキア共和国ブラチスラバ美術大学・版画科ドゥシャン・カーライ教授の下で石版画を学ぶ。現在はスロバキア共和国に在住。

アンヴィル奈宝子
東京造形大学デザイン科を卒業後、金属製品のデザインや制作の仕事を経て、絵本やイラストの仕事や母・降矢洋子さんが主宰する子どもの絵画教室「フリーヤ・ハウス」の活動にも参加。

【関連イベント】
「アイディアをひらめかせて○○をつくろう」
 絵本作家でもあり画家でもある降矢 洋子さんが、長年にわたって主宰されている国立市 子ども絵画教室「FREE YA HOUSE」。型に囚われずに自由に描かせてくれると評判で、国立市には多くの教え子さんがいます。そんな「FREE YA HOUSE」より降矢洋子さん・アンヴィル奈宝子さんをお招きして、出張ワークショップを開講いたします! なにを作るかは当日までのお楽しみ♪
みんなでアイディアをひらめかせて、夏休みきっと楽しいものつくりができますよ。
日時/8月9日(日)13:30~
参加費/300円
対象/子どものみ(要事前申込)
申込み/八ヶ岳小さな絵本美術館 TEL.0266-75-3450、メールinfo@ba-ba.net

インフォメーション

日程2015年7月18日(土)~9月13日(日)
会場小さな絵本美術館八ヶ岳
時間10:00~17:00(入館は16:30まで)※8月は~17:30/火曜日・第二水曜日休館(8月無休) 
チケット料金大人 700円/中高生400円/小学生300円 ※団体割引あり
詳細ホームページhttp://www.ba-ba.net/
お問い合わせ先八ヶ岳小さな絵本美術館 Tel.0266-75-3450